05.10.05:01
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12.05.10:50
X4ポート研磨1回目
ヘッドのポート研磨の番がやってきました。
この作業はとても大変なので、始めから急がずにやることにしましょう。
まずはヘッドを150℃に暖めましてバルブガイドを引っ込めておきます。
バルブガイドごと削ってしまう方もいらっしゃいますが、強度と振れが心配なので削らずにしておきます。
燃焼室側から見るとこんな具合です。
排気ポート側から見たところです。
バルブガイドの肉盛りの部分より少し下げました。
バルブガイドやポートが汚れていると段付やバリが見えないので、サンドペーパーで磨きます。
道具はこんなものを作っておくといいかもしれません。
6ミリの棒の先端に20ミリぐらい切れ込みを入れておきます。そこに、布ペーパーをはさんで回転方向に丸めておきます。
これを切れなくなった部分を破りながら気長にせっせとやります。
超硬バーなども併用しながらバリ取りを行ったり各ポートの形状が同じようになるよう整えていきます。
吸気ポート入り口はマシニングで削ってあったので形状を整えました。
この辺まで削ってくると、バルブガイドの肉盛りが邪魔で狭い部分が研磨できなくなります。
したがって、肉盛りの部分を最小限にします。
コツは気長にあせらずでしょうか・・・^^
ここまででも半日掛かってます。^^;
随分風通しが良くなってきますので、あせらずじっくりと行えば失敗は少ないですよ。
それから、平面に近い場所では超硬バーを使うときには先端を使わないように気を使ったほうが良いと思います。
先端を使ってしまうと、手前より奥のほうが深く削れてしまうので後から均一に整えるときに凹みになってしまうからです。
修正するには一番低い場所とあわせなくてはならなくなってしまいますので、結果的にはポート形状変更になってしまいます。
特にX4の吸気ポートは長い(150ミリぐらいある)のでストレート面には注意したいですね。
荒削りは大体終了しました・・・。
この後はペーパーでせっせと番手を上げていくだけです・・・・・。これが大変・・・。
ポート研磨の道は険しいですね・・・・・。^^;
11.25.15:40
X4バルブフェース研磨
バルブのポリッシュとフェースの研磨です。
EXの2本が失敗してしまいましたが、予備のバルブで手直しを行いたいと思います。
流体力学を無視して結局全部ポリッシュしました。
バルブはどっちにしても汚れますが、以前行ったヘッドチューニングの場合、しばらく走った後でもインテークのポートやバルブがまったくといっていいほど汚れていなかったのを思い出して、ポリッシュにしました。^^
バルブのほとんどが芯が出ていなかったので、旋盤で修正しましてから再度ポリッシュしたのでスゲー時間が掛かっちゃいました。
フェース部分に若干の巣が残ってる部分もありましたが、すりあわせで消えるレベルです。
右側2本のフェースがぼけているのが分かるかと思いますが、この2本は使わずに予備のバルブを使う予定です。
もちろん、ポリッシュしてからですが・・・。^^;
フェースの幅が変わってしまうと、バルブステムの突き出し量がこれだけ変わってしまうためあまりよろしくないからです。
フェースの研磨は内燃機屋さんに頼んだほうが良いのですが、それなりにお金が掛かりますからね~。
ヘッドチューニングは色々とやることがあるのと部品点数も多いので一番時間が掛かりますから大変です。
しかし、ヘッドの出来次第でエンジン性能が変わってしまうため、最も重要な部分ですね。
妥協はできません・・・。^^;
11.22.08:27
X4バルブポリッシュ
バルブのポリッシュを行います。
まずはブラストがけしまして状態を確認します。
このバルブは購入した中古エンジンに付いていた物です。
フェース部分を確認するのですがまったくといっていいほど減っていません・・・。
走行が短いのか、バルブを交換したのか・・・・・?
それほどギンギンにはポリッシュしません。
中央部のZマークを旋盤で削り取ってから研磨しました。これで#600です。
旋盤に取り付けてこしらえた、あて棒にオイルを塗布したサンドペーパーで圧着しながら研磨していきます。
かなり面倒です。
16本もやるのは・・・・・
ポート側です。
フェースにペーパーを当てないように研磨します。
ポート側は排気側のみポリッシュしました。ポート研磨時の鏡面加工について賛否があるなか、流体力学とやら難しい話によると吸気側はポリッシュしないほうが良いらしい・・・・・?
鏡面加工の場合は高回転時のみ効果があるらしいので、自分は低回転が好みなので、その力学流にやってみたいと思います。
11.21.09:16
X4エンジン首下組み上がり
雨の晴れ間を狙ってクランクケース下の塗装を行いました。
まずはマスキングですね・・・メンドクセ
今回はマスキングテープを貼って、マスキング部のエッジ部を木ハンマーで軽くたたきながらカットしました。
ボルトの座面はマスキングゾルです。
だけどこの日は天気がいまいちだったので乾きが悪くてはがすのに苦労しました・・・。
マスキングのあとにプライマーを塗りましてつや消しブラックを塗装します。
もちろん上クランクケースと同じ色です。
ブラックにつや消し剤を混ぜて作っておいたものです。
途中の写真が無いのはシフトフォークのかみ合わせに苦労していたからです・・・・・。
マニュアルが間違っていたんですよね。
シフトフォークのマークをエンジン左側に向けて取り付けるとあるんですが、反対でした・・・。
しかも、イラストまでフォークの向きがあっていたんで3回チャレンジしてきっちり収まらず・・・・・
フォークの1個がミッションギヤに干渉してしまいます。
よく見るとイラストと写真では向きが違います。逆じゃね?
ケース重いんだからお願いしますよ~、ホンダさん・・・・・。
逆にしたら1発でご対面でした・・・・・。
バランサーウエイトの部分もあやふやな表現のみ・・・
#1と#4を上死点合わせる。
バランサーウエイトの罫書をケースの罫書に合わせる・・・とだけ・・・。
上下のクランクケースをかみ合わせたときにこの条件にあっていればオッケーってことでした。
何度かギヤ1個分ずれたけどね。^^;
はみ出た液体シールは硬化してから取り除きます。
よく考えたらボルトが汚い・・・ノーマークでした・・・。まあいいべ。^^
オイルパンの塗装が何箇所かタレがあったんで研磨してから塗装する予定が見えないからよかっぺ、になって組んじゃいました。
子供のプラモと一緒で、組みたくてしょうがなくなっちゃうのと一緒か?・・・
それにしても、ドクドクしい色合いな感じが・・・・・
11.19.18:14
X4ピストンポリッシュ
朝から雨が降っていますので塗装はできません・・・。
ピストントップのポリッシュを行います。
流体力学上、インテーク以外はポリッシュが良いようですね。
それにしても疲れます・・・・
#120、#320、#600、#1000・・・・・・
仕上げはダイヤモンドペースト#6と#9です。
ここまで3時間・・・・・コンプレッサー回りっぱなしでした。
がんばりました。^^;
最後にリングとコンロッドを組みこんで重量合わせを行います。
誤差は10グラム以内としました。まあこんなもんでよかっぺってな感じですが・・・・・・・^^;
トップ側からシリンダーに挿入しました。
やっぱ、楽ちんでしたよ。オイルリングさえ入ってしまえば余裕のよっちゃんです。
1気筒あたり5分かかりませんでしたから。
コツはコンロッドを手で回しながら・・・かな?
んで、一気にクランクとミッションを組みこんで今日は終了。
暗くなって老眼で目は見えなくなるし、雨降ってるし寒いからね・・・。^^;
北の方じゃ雪降ってるらしいから、もうちょっと出来たか・・・・。うへへ。^^;