12.23.20:25
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08.09.09:43
クランクアングルを考えてみっぺ。^^
今回はクランク角について考察してみました。^^
クランク角(クランクアングル)は、点火時期やバルブタイミングを調整するにあたって不可欠な要素の一つとなりますのでもう一度考えてみましょう。
もちろんこれはバイクの調整などを行う人のみの知識となりますでしょうから、それ以外の方はさらりと流してやってください。^^
ご存知のように4サイクルエンジンでは、吸気、圧縮、燃焼、排気のサイクルがありますので4サイクルと言われています。2サイクルでは吸気と圧縮、燃焼と排気が同時に行われていますので2サイクルと言われています。
ここでは4サイクルのクランクアングルを考察します。
最近良く、TDCやらBTDCやらATDCなどの略称で説明されていることが多くなっています。
自分が日本自動車整備振興会の国家資格を取得した頃にはこんな略称は使われていませんでした・・・。まあ、30年も前のことですからね。^^;
これから覚えていこうと思われる方には、この略称で覚えられることを推奨いたします。自分もこれで分かりやすくなりましたんで・・・。
まずは図をご覧下さい、回転方向は時計回りです。
一番上の0°のところですが上死点となっています。これが略称でTDC(トップ、デッド、センター)となります。
変わって一番下は下死点となっています。これがBDC(ボトム、デッド、センター)となります。
円を4つに区切ってありますが、TDC(上死点)の左側がBTDC(ビフォアー、トップ、デッド、センター)となります。この領域の場合は上死点前という意味です。
あえて、ここから書いていくのはECU(エンジンコントロールユニット)に変更する場合に重要になってくるからです。
TDC(上死点)の右側がATDC(アフター、トップ、デッド、センター)となります。この領域の場合は上死点後という意味になります。
BDC(下死点)の右側がBBDC(ビフォアー、ボトム、デッド、センター)となります。この領域の場合は下死点前という意味になります。
BDC(下死点)の左側がABDC(アフター、ボトム、デッド、センター)となります。この領域の場合は下死点後という意味になります。
ここで注意しなければいけないことは、0時と6時が0°、3時と9時が90°ですので注意が必要です。
BTDCの場合、上死点前ですから上死点が0°、反時計方向に90°
ATDCの場合、上死点後ですので上死点が0°、時計方向に90°となります。
BBDCの場合、下死点前ですので下死点が0°で反時計方向に90°
ABDCの場合、下死点後ですので菓子店が0°で時計回りに90°となります。
バルブタイミングを摂るときには90°以上の場合がありますので注意が必要ですね。^^
このように、説明書などには略称しか使われていないのが現状です。もちろんそれは、分かる人に分かるようにしか書かれていないからです。
これからシーズンオフには、ECUインジェクション、ダイレクトイグニッション化していく予定です。
EMS(エンジン、マネージメント、システム)というフルコンを使いますが、説明書にはトリガーをBTDC?°に合わせろぐらいしか書いてありません。
したがって、覚えておいても損ではない知識かと思いますので、予備知識として引き出しにしまっておいて下さい。^^;
バルブタイミングの方が難しいかもしれませんが、分かってしまえば簡単ですよ。^^
カスタムって楽しいね。^^
できましたら押して下さいまし^^
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