12.23.16:37
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08.07.16:36
ECUクランク角ローター制作
今まで当ブログ的には、分からに人には分からない内容を書いてきましたが、内容がさっぱりわからないとのご指摘を受けることがしばしばでしたので、なるべく分かりやすく今後書いていくことにします・・・。^^;
それでも分からないときはご質問願いますね。^^;
さて、今回はECU(エンジンコントロールユニット)を取り付けるにあたりまして、クランク角のタイミングローターを加工いたしました。
ECUは通常コンピューターと言われているものです。そのコンピューターにクランクシャフトの位置を知らせるセンサーがクランクセンサーと言われているものです。
従来のフルトラ点火などの場合、クランクシャフトが回転することにより,タイミングローターとピックアップコイルのエアギャップが変化するためクランクポジションセンサーのコイ ル部を通過する磁束が増減し,コイル部に起電力が発生します。この発生電圧は,タイミングローター欠歯部がクランクポジションセンサーに近づくときと離れ るときとでは逆向きになるため,交流電力として現れます。
波形は上のような交流波形が形成されます。
それに対し、一般的なECUの場合には上のような矩形波という信号を利用しています。
EMSの場合はこれにあたりますので、センサーを交換して矩形波を出力しましてEMSに送ってあげる必要があります。
通常、センサーの配線は3本で、プラス、マイナス、信号線となっており、5Vからバッテリー電圧までのいずれかの直流シグナルを発生します。
また、0Vから出力電圧に上がるときを立ち上がり、出力電圧から0Vに下がるときを立ち下がりなどとも表現されます。
通常はハイかローで区別します。
さて、前置きが長くなりましたがタイミングローターの加工を行います。
X4の場合には上のようなタイミングローターがついています。
表現は12-3と言って角度は30度刻みになっています。
これを12-1のタイミングローターに加工します。
これの場合は1突起4ミリになっていますので、4ミリの棒をこしらえまして溶接していきます。
仮付けする前に角度をけがいておきます。
溶接を行いまして4ミリの幅に調整しました。
この突起が波形を取った時に上(例)の矩形波と比例して出力されます。
これによって、コンピューターが現在のクランク位置を把握できます。
なお、突起部の始まりと終わりの部分をエッジと表現します。写真参照。
もしかすると、ハイとローの間隔を同じにしないとダメかもしれませんね・・・。その場合は作り直しですが。^^;
このようにして、クランクの角度やカムの位置を把握し、点火タイミングや燃料の噴射タイミングを管理しまた、任意に設定もできます。
また、インテークのカム位置を検出することによって、シーケンシャル点火(ダイレクトイグニッション)や噴射が行えます。これは気筒判別と言って、4サイクルの場合クランク2回転でカムが1回転しますので点火順序によって気筒判別が行えるというわけです。
したがって、ECU配線を行うときには点火順序に気を付けて行う必要があります。
汎用ECUの場合には点火用配線は1234で書かれていますが、1423、1324などありますのでマニュアルなどで確認が必要ですね。^^
1-4-2-3の場合1=1、4=2、2=3、3=4となります。
自分もまだまだ勉強中ですので間違っている場合があるかもしれません。
切磋琢磨してまいりませう。^^
カスタムって楽しいね。^^
できましたら押して下さいまし^^
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だれだ切磋琢磨さんって・・
インジェクションの為にがんばっているんだね
おっさんは すごいよ^^
Re:切磋琢磨
インジェクションだけじゃないよ、独立点火もだよ。^^
シーケンシャル点火ってやつも。
シーケンシャル点火ってやつも。
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