12.31.04:04
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02.26.10:13
これが立ちそばの美学だ^^
立ちそばの美学は誰からか教わるものではなく自然と身につくものだ。今や我々の民度は世界一とまで言われている。そんな東京の朝はとにかく秩序正しく慌ただしいのだ。
したがってもたもたと注文してはいけない。暖簾をくぐる前にはそばかうどんをあらかじめ決めておき、常に後ろに並ぶ人のために気を使うことは当然のマナーだ。
暖簾をくぐり、無表情な作り手に「そばー・・・」と告げる。作り手の前で「え~っとね」などと考えてはいけない。作り手はおもむろに麺箱から竹で作られたとんがったものでそばの一玉を刺し、ザルに放り込み湯がき始める。おおよそ湯がき終わってどんぶりに移すまでの3秒の間にトッピングを決めなければいけない。言葉に詰まってそれ以上経つとかけそばになってしまうのだ。
おもむろに揚げ物類を一瞥し「ごぼ天」とその3秒以内に告げなければいけない。実はこのごぼ天もある程度想定しておくのだ。ごぼ天がなかった場合春菊天、春菊天がなかった場合は絶対にあるかき揚げというふうにだ。作り手はごぼ天を丼のそばの上に乗せたっぷりの出汁をかける。その間僅かに6~7秒だ、今回は間に合ったと安堵することで、本日の仕事の出来も占えるのだ。
会計は当然、小銭を使用する。間違っても万札などは出してはいけない。カウンターに置かれたお釣りの30円をおもむろにポケットにしまい、どんぶりを持ってカウンターのなるべく端に立ち、少々の七味をぱらぱらとかけ食べるが、制限時間は3分以内だ。
たべながら、ちくわ天も追加すればよかったなどと後悔しつつ、次回の作戦を立てるのである。しまった、卵も忘れた・・・。
喰い終わったあと、コップを取り出し給水器から水を満たし、一気に飲み干す。食器を返却口に出し、「ごっつあん」と告げ店を後にする。
このあと、駅まで走って行って電車に飛び乗ることは最も犯してはいけない蛮行だ。何故なら満員電車内で立ちそばを食ったあとの息をハーハーした日には、半径5メートル以内の通勤通学客の迷惑になるからだ。
ネギ抜きでなどと注文している者もその範囲だ。人の息から出た出汁の匂いは最も気持ち悪いからだ。
立ちそばは必ず降車駅で食べるのがマナーなのだ。
これが東京の立ちそばの美学だ。^^;
最近では傍若無人に入口に食券機などが置いてあり、もたもたしてる奴の後ろでイライラとすることが多い。
さて、田舎に引っ込んだ今では、そんな美学はまったくの無意味だ。何故なら誰も急いでいないからだ。
それ以前に、立ちそば屋が無いのだ・・・。あるのは駅のホーム内だけ、さすがに入場券¥160-を払ってまで立ちそばを喰うはずがない。
それでも拙者はネットを駆使し立ちそば屋を探したのだ。そしてその貴重な一軒をようやく見つけたのだった。その発見はまさに奇跡だ。田舎ではやまらうろんが幅をきかせ、立ちそば屋の存在を消し去ってしまった。
やまらうろんのそれは、立ちそばの概念とは全く違い「邪道」そのものだ。でも、パンチセットは旨くて大好きだったりもする。
貴重な田舎の立ちそば屋はこれだ。S.A風と思ってはいけない。
絶対にどこだかわかるまい。(*´∀`*)
ここでは東京の立ちそばの美学は無意味だといった。なぜなら覗き込んでも作り手の存在が無いからだ。
遠くの方から「おそばですかー」の声と共におばちゃんがやってきて、もたもたと注文を取るのだ。驚いたことにその時ガスレンジに着火しお湯を沸かし始めたのだ。
天そばを注文し、出来たら声をかけるとのこと。
おおよそ10分しびれを切らした頃に出来上がったのだ。Σ(゚д゚lll)
これがそれだ。
天ぷらはインスタントに乗ってる奴だがかまぼこ2枚で帳消しとする・・・。そばはいわゆるそれではなく蕎麦の割合が多くうまいぞ、常陸秋そばブレンドらしいがその存在感は無いに等しい。出汁はいわゆるそれだが、ネギがまたうまい。かまぼこの存在が著しく嬉しい。
やっと見つけた田舎の立ちそばはうまいのだった。o(^▽^)o
1日1回押してよ・・・。
ありがとう。
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02.25.09:30
カーボンマフラー修復分解編
カーボンマフラー修復ですが分解しないことには先に進みませんし、修復の構想も立ちませんよね。
分解しますとこんなパーツ構成となっています。
まずはリベットをすべて外します。リベットの外径を図れば下穴のサイズが分かりますのでそのサイズのドリルでリベットを外していきます。
フランジを抜くにはスライドハンマーがないと厳しいですよ。
マフラー分解用に作ったフック式スライドハンマーです。久しぶりに使いますので錆びてますね。^^
そのフックをスプリングフックに引っ掛けまして少しずつ抜いていきますと外れます。
こんな感じに抜けます。
ここの板金はチョット難しいので慎重に行いたいと思います。
反対側は先ほど写っていました叩き出し缶で反対側からたたき出しますとこんな具合に抜けますよ。
オーバー社製のマフラーは中間の隔壁が鉄材を使っているので錆び付いて抜くのにめっちゃ苦労しましたけど、YOSHIMURA製はさすがステンレスを使っていますので難なく抜くことができましたよ。
ただ、パンチングパイプがフランジに溶接されていますので、板金するとき邪魔になりそうです。
欠損部ですね、これは直りますが継ぎ目は分かってしまいます。
まあ、組むときに反対側に回しちゃいますけど・・・。^^;
ここも同様ですね。
エンブレムは外すのにノリが付いていまして、パーツクリーナーで溶かしながらゆっくり外しました。
スクレーパーを差し込みつつゆっくりと外しましょう。
自分はここで現物を見ながら修復作業の方法を練ります。
一番難しいのがフランジの板金でしょうか・・・。
1日1回押してよ・・・。
ありがとう。
02.24.09:34
カーボンマフラー修復依頼です
過去ログのカーボンマフラー修復の記事をご覧になった方から、マフラーの修復依頼を受けることになりました。
正直なところ、依頼を受けることを躊躇したんですが・・・。
随分前にやったカーボンエアロの修復では、材料費に5~6万も費やして一銭も払ってくれないばかりか、その後はプッツリっていう人もいたし、コンバートカラーなんかも気を利かせて先に送ってあげたらその後ダンマリの人とか・・・。
でもまあ、そんな人ばかりではないと人間不信を吹き払うべくお受けさせていただきました。
ただ、仕上がりに関しての評価はその人の主観となりますので、ご依頼人のかたと自分のクオリティーに差があるかも知れないということをご理解いただくことを条件にお受けいたしました。
なぜかというとこの手の修理を請け負ってくれるところがほとんんど無いことと、あったとしても新品購入と同じぐらいの金額かまたはそれ以上のコストがかかることを知っているからです。
部品交換で修復するとなると、結果的には総新品ですからね。^^;
これがそのブツです。グース350用?とか・・・。
一番痛い破損箇所はここでしょう。
カーボンシェルの一部がなくなってしまってます。
ここはカーボンシェルの修復とフランジの板金になりますけどフランジの方上手く戻せるかな・・・?
ここも若干欠損してますけどシェルの修復とフランジのキズを目立たなくできれば。
リベットのバンドは作れるかも・・・。
オーバー社のはスリットが入っているので無理だったけどこれならなんとかなるかな・・・?
ここはどうかなあ?
研磨したあとダイヤモンドペーストで磨いてやれば・・・・・行けるかなあ・・・?
とまあこんな感じなのですが、リーマンであることも分かっていただいてますので納期はチト掛かってしまいますがね・・・。
しばらくお待ちくださいまし。^^;
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ありがとう。
02.22.09:45
CB1300系EGマウント破損防止ステー取り付けてみました
出来上がりました破損防止ステーですが早速取り付けてみました。
どうでしょう?結構頑丈そうじゃありませんか?
スライダーを取り付けますとこんな具合です。
これなら転倒してもエンジンマウントは破損しなそうですが・・・。
これが完成したのも、さっちゃんのおかげです。
CBで復活された場合にはもう一個作って進呈いたしましょう。もちろん見ていたらですが・・・・・^^;
1日1回押してよ・・・。
ありがとう。
