01.10.18:05
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12.30.11:09
鎮魂のストーリー「永遠の0」
ここ2日間は何もせず「永遠の0」を読んだ。
たまたま倅がかみさんに買ってもらっていて読んでいたのだが、なかなか待っても読破しないので先に読ませろと言って奪い取った。^^;
この小説はサイトなどで見て知ってはいたものの、随分活字からは離れていたために自分で買ってまで読む気は無かったのが正直なところだったのだが・・・。
しかしながら、映画の予告編などを見ているうちに「観てみたい」と感じたのだが、原作を読まずに映画を観るのは嫌だった。
読み進みながら宮部久蔵の姿と、岡田くん?V6?か何かのメンバーぐらいにしか思っていなかったのにも関わらず、妙に宮部久蔵との姿とダブって見えたのが不思議だった。
映画としてはナイスなキャスティングだったのかな・・・?
原作はなかなかのもんでどんどん引き込まれていった。2日かかって読破したのだが、大変わかりやすい構成となっていて、実際の歴史にも精通しているところなどはまさにお勧めと言える。
時代背景は日清戦争からだったのだが、主に真珠湾攻撃から描かれていて少し残念に感じた。
ほとんどの人たちが真珠湾攻撃で日米戦争が勃発したと理解しているからだが、何の理由もなくいきなり攻撃したりなどすることはない。
せめてABCD包囲網あたりからでも進めてもらえれば良かったのだが、主題から離れてしまうことを嫌ったのかもしれないが・・・。
それでも、各有名な戦闘の敗因やエリート将校、軍部の体質などがわかりやすく描写されていて必見の価値はあると思う。
戦前、戦後のメディアに対する批判もうまく描かれていて感心するところだ。
核心のストーリーを書く事はタブーだから控えるが、彼のことを覚えている証言を聞きに行くストーリーから宮部久蔵という人物が浮き彫りにされていく過程の、兵士の葛藤をうまく描写しているところは流石だ。
これは単なる戦争ストーリーではなく、先の大戦で若い命を散らしていった兵士たちへの鎮魂のストーリーだと思った。
皆様にも是非読んで頂ければと憶う。
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映画ネタと思いきや。本は既に読んでおります。書評はアンチの人がおりますが、日本人の心として息子にも読ませたい本です。
Re:無題
tamo師匠、本年は色々とお世話になりありがとうございました。
ほんといい本でした。
生と死の狭間の葛藤は我々には理解することは生きている人間には不可能かと思いました。
うちのせがれも今読んでます。^^
ほんといい本でした。
生と死の狭間の葛藤は我々には理解することは生きている人間には不可能かと思いました。
うちのせがれも今読んでます。^^
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