11.04.18:15
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12.19.18:13
X4排気デバイス追加加工
	X4のタイプLDには排気デバイスが追加されています。
	ブローバイガスを排気負圧にてクランクケースから吸い上げて排気で再燃焼させるデバイスです。
	
	初期型には加工用の肉がヘッドにはあるものの加工はされていません。
	排気ガス規制が掛かることを前提に開発が進められていたものと思われます。
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	まず、リューターで穴を開けやすく削りましてポンチを当てておきます。
	で、排気出口側からぎりぎりまでドリルを立てまして穴を開けました。正規品の口径は分からないので4.2mmで15mm深さで4気等分あけました。
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	で、この穴あけ用の肉部分から、先ほどあけた穴に貫通するように穴を開けます。この場合深さは75mmありました。
	したがいまして、ロングドリルが必要になります。
	ドリルが折れてしまわないように切カスを排除しながら曲がらないようにあけていきます。
	手作業なので神経を使いました。└(゚ロ゚;)┘
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	次にヘッドカバーと連結される穴を開けまして、先ほどの穴と貫通させます。
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	加工用の部分にメクラ蓋をしますので、1/8インチの下穴を開けましてプラグを取り付けます。
	これで、排気ポートからヘッドカバーまでのポートを形成しました。
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	耐熱シール剤を塗布して蓋をしました。
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	ポート側の穴はリューターにて整形しました。
	
	
	
	何のための加工かと言いますと、クランク内の減圧を強化するためです。
	今までは吸気減圧のみでしたので、加速時にはブローバイガスが溜まる方向になるために-5kpsぐらいまで戻ってしまいました。
	これを補う目的で排気負圧を使おうという訳です。
	
	排気負圧のみですといいとこ-30kpsぐらいまでですので、給排気両方で減圧を行います。
	
	クランク内強制減圧は下手なチューニングよりも効果がありますし、モトGPなどでも普遍的に行われているデバイスになります。
	また、高価なレデューサーなども販売はされていますがこちらではいいところ-5~-8kpsです。
	
	吸気減圧の場合は最も最高値を示したのは下り坂のアクセルオフ時で-50kpsでした。
	しかし、アクセルオフ時なので効果的に最良な訳ではありませんでした。
	
	
	
	フリクションロスの低減と若干の燃費向上、ブローバイガス再燃焼が行えます。(吸気減圧も同じです。)
	急加速時の減圧を高めるためには、ポンプか排気デバイスが必要だった訳です。
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	しかしながら課題は残っています。
	リードバルブはヘッドカバーに取り付けられているために、ヘッドとヘッドカバーの連結部分をどうするか思案中です。
	マシニングで加工できれば問題は無いのですが、手作業ですので、ノックピンが正確に挿入できるかわかりません・・・。
	
	
	ヘッドはいい感じに加工できたので慎重に検討したいと思います。
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	 

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こんばんは。
何時も色んな事、考え付きますね。
そういえばフレームはうまく行ったんですか?
フレームはまだだよ、エンジンが終わってからじっくりとやりたいからね。
それにしても良く知っていますね
よく・・・登場するそのカンパンの缶詰は
     避難用ではっ・・・
      それを食べながら作業してるのかなぁ・・・
 非常食くうなぁ・・・^^
>
>よく・・・登場するそのカンパンの缶詰は
> 避難用ではっ・・・
>
> それを食べながら作業してるのかなぁ・・・
>
>
>
>
> 非常食くうなぁ・・・^^
うんにゃ、主食だ~。^^;
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